全職員を対象に今年度二回にわたって実施した「虐待の芽チェックリスト」の結果報告と、権利擁護業務に携わる包括職員より「施設での高齢者虐待防止について」講話がありました。
虐待は、日々の日常の中に潜んでいるものであり、参加者からは、「普段、自分がしている介護が虐待にあたるのかあたらないのかを考える良い機会となった」という声も多く聞かれ、日々の振り返りの時間となったようです。些細な事でも相手の感じ方によっては虐待になってしまうという事もあり、言葉のトーンや言い方など、相手に伝える方法、相手の立場に立って対応することが大事であることを学びました。ただ、マンパワーの足りない現状で相手方の都合に全て合わせられない状況にある時の、優先順位をどう判断するかなど、現実に立ちはだかる課題も多々ある中、いかに職員が一人で抱え込まないようにするか、チーム力の重要さも改めて感じさせられた研修会でした。